代表挨拶

留学生との関りは30年前に始まりました。
思い返せば、世界情勢や社会情勢、天災や経済状況によって、留学生市場や教育業界は影響を受けてきました。
日本政府が掲げた留学生受け入れ10万人計画は非常に時間がかかって達成され、その後30万人計画は2018年に達成されました。2020年からは、新型コロナウィルス感染症により海外渡航や入国制限など、これまで普通にできたことができなくなりました。
2022年入国が再開し、留学生市場は2019年の状況に戻ってきたといっても過言ではないでしょう。
 しかしながら、この3年間で社会は大きく様変わりし、オンラインを利用した会議や授業が当たり前になったり、停滞していた業界から転職する方も多く、様々な業界で人手不足が叫ばれています。
私共の団体は、日本の教育機関「大学院・大学・短期大学・専門学校・日本語教育機関・高等学校」が集まり、ALL日本で留学生を中心とし、外国人人材など幅広い活動を行いたいという思いで設立しました。長年、教育機関に携わっている先生方、いわば教育・留学生のプロフェッショナルの先生方に団体理事に就任頂きました。
 世界情勢も刻々と変化される中、日本も特定技能2号や専門学校からの留学生就職先拡大に向けた緩和策なども発表され、さらには岸田総理は「留学生40万人受け入れ」「留学生50名送り出す」というコメントも発表しました。
これまでの経験を活かし、新たな取り組みや考え方も必要な時代になってきています。
私たちは、教育機関と社会、そして諸外国との関係性を安定的に発展させていく所存です。
様々な業界や社会の皆様にもご理解とご協力・ご支援を頂きたく存じます。
これからも宜しくお願い申し上げます。

一般社団法人日本教育支援連盟
代表 井上貴由